アイマスライブ WINTER C@RNIVAL DAYLIGHT C@RNIVAL (昼の部)の後、秋月律子役の若林直美さんが出演する舞台を見てきた。

日時: 2012年01月15日 19時〜
Pal's Sharer第9回公演
下北沢『劇』小劇場
タイトル トーマの頃を過ぎても
作    篠原久美子(劇団劇作家)
演出   森さゆ里(文学座

初めて演劇を見たヒトの主観的感想。もちろん、りっちゃん成分ゼロです。


きっかけは、若林さんのブログ若林◇直営ブログ。舞台に出るからライブには出ないのかと、ちょっと残念に思ったりした。
しかし、ここは逆転の発想で、せっかく大阪から遠征するのだから観にいこう、普段演劇とか見ない人なので、こんな時でないと観る機会がない!! とチケットを手配したのでした。

さて当日、渋谷から下北沢に移動、ちょっと迷いつつも、劇場にたどりついた。小劇場ということで大きめの教室に舞台を作ったような感じ。どのくらいの大きさが普通の大きさかわからないが、素人目に見ると小さく感じる。そして客席と非常に近い。前の方の人が手を伸ばせば役者さんに手が届きそうなくらい (実際はそんなことはないが)。客席には 50 名くらいか、最後列以外はほとんど埋まっている。また、私と同じようにアイマスライブ帰りの方もちらほら (ライブのTシャツ着てるw)。
照明をみたり、あちこち眺めて待っていると開演となった。

正直に言うと、始まった直後非常に気まずかったのを覚えている。普段演劇というものを見ないものだから、小恥かしくなって、声を上げたくなった。本当に場違いなところに来てしまったと思った。
しかし、そんな浮ついた状態はその時だけだった。主人公の少女が、憧れている少女に貸した本を返されるシーンを境に物語に引き込まれた。その時の心理描写というか、主人公の少女の気持ちがピシッと伝わってきて、劇の世界に入ることができた。
そうなると不思議なもので、今まで見えなかった風景や、感じることのできなかった人物間の雰囲気が、役者の演技を通じて感じ取れるような気がしてきた。劇場が小さいことも手伝ってか、まるで物語のその場面に立ち合っているような錯覚に陥いる。TVドラマや映画を見ているのとは違う感覚、これは面白い。
2 時間は、あっという間に過ぎ、いろんなところに張った伏線もちゃんと回収して大団円で幕は閉じた。
ちなみ、9人の役者さんが登場するのだが、当然ながら若林さん以外は知らなくて、誰がどの役だが最後のシーンまで整理できなかったのは秘密。

残念なことも一つあった。クライマックに入るちょっと前のシーンで離席された方がいた。小さい劇場なので舞台の前を横切らないと出れないわけだが、そのためにいい感じで保たれていた集中力が途切れてしまった。劇は何事もなく進んでいたわけだが、映画と違い舞台の上では生身の人間が役を演じている。このことで観客も含めて舞台なのだなぁと感じた。

女優 若林直美は、元気いっぱいで縛られない自由な役どころをもらって、僕ら (765プロの P) が知っている若林さんでした。